2016年9月29日木曜日

HoI4: フランス AAR 第3章 祖国は危機にあり

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今日より第四共和政フランスの歴史が始まる。フランスの統治を担うこととなった共産党は、まず第一に緊急の宣言を発する。「祖国は危機にあり」――人民はあの偉大なる1792年、悲惨なる1871年の過去を否が応でも思い出させられる。あのとき祖国を危機にさらした敵はドイツ。そのとき祖国を崩壊に追いやった敵はドイツ。では、このときの敵は? 

左翼NFの仮ゴール。政治点に大きなペナルティをかけていたデバフが外れ、マンパワーも500Kほど増加

2016年9月28日水曜日

暗く救いのない、しかしどこか美しい Gone In November

暗く救いのない話はひどく心に残る。話の筋が難解ならなおさらだ。とはいえ、そうした展開だけで完結する話は創作物一般にそう多くはみられない。たいていの話はどんな小さくともどこかに救いがあるものだ。ひどく暗く、まったく救いのない話。こうしたアドベンチャーゲーム以外であるとすれば映画や短編小説・漫画ぐらいのものだろうが、やはり数十分~数時間で完結するからこそ成立する表現技法なのかもしれない。

Gone In November はそんな暗く救いのない、筋の難解な短編アドベンチャーゲーム。

2016年9月24日土曜日

HoI4: フランス AAR 第2章 抵抗を排して

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1936年5月。総選挙は人民戦線派の圧勝であった。急進党が議席数を減らした一方で、社会党が第一党にとって代わった。しかしもっとも注目すべき変化は共産党の躍進だろう。かつては12議席しかもたなかった共産党は、今度の選挙をもって第二党にまで勢力を伸ばすこととなった。
実質ラッキーイベント
人民戦線派の勝利、特に共産党の躍進により、人民の望みは明らかとなった。国内外のファシストに対抗する勢力を築くのだ。社会党レオン・ブルムを首班とする人民戦線内閣は5月、人民の求めに応じ、軍需工場の早期動員を宣言した。フランスは着々と力をつけつつある。目覚めの日は近い。

2016年9月23日金曜日

HoI4: フランス AAR 第1章 均衡と動揺

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1936年。フランスは混乱していた。国際情勢は緊張し、悪化の一途をたどる。隣国ではファシストが勢力を着実に固めていく。イタリアは国際社会の反発を無視してエチオピア侵略を強行。ドイツはヒトラーの独裁下、ヴェルサイユ条約をなかば無視して徴兵制を復活、軍備拡張に走っていた。
一方でフランス国内政治も安定とは程遠い。ドゥーメルグの右派挙国一致内閣の瓦解後、「パンと自由と平和」をスローガンに成立した左派大衆を基盤とする人民戦線は続々と勢力を伸長させ、不安定な急進党政権を土台から揺るがしていた。他方では、ドゥーメルグ内閣の失敗で議会政治に対する信頼をなくした右派やブルジョワジーはもはや選挙に頼らず、労働者の革命を恐れるあまり他国のファシズムに期待するありさまであった。19世紀の昔から伝統的に反ドイツ姿勢を保ってきた右翼も今ではヒトラー独裁下のドイツに対する融和政策を主張する。彼らの圧力のもと、急進党政府は強硬な対伊・対独政策をとることができなかった。
1936年1月には国防大臣だが2度の首相経験があり、政府の実質的な顔であるエドゥアール・ダラディエ

Hearts of Iron IV: AAR 世界はフランスに身をゆだねる

いつかフランスが力を回復したとき、フランスはロレーヌを取り戻し、アルザスを取り戻すだろう。
それだけか? ノン……、トリアー、マインツ、ケルン、コプレンツ、ライン左岸のすべてを奪うのだ。
フランスの叫びが聞こえる。今度は私の番だ! ドイツよ、私はお前の敵か? ノン! 私はお前の姉だ。
……われわれはひとつの人民となり、ひとつの家族となり、ひとつの共和国となろう。……友愛、これが私の復讐だ!
……ひとつの共和国となり、ヨーロッパの連合国となり、一大陸の連邦国となり、自由を手にしたヨーロッパ人となり、平和な世界となろうではないか!
――ヴィクトル・ユゴー、普仏戦争スダンの戦い敗北後、ボルドー臨時議会での演説

2016年9月19日月曜日

Expeditions: Conquistador 後編翻訳完了のご報告

改めて告知です。Expeditions: Conquistador 後編の翻訳が完了しました。詳細はこちらの記事に記載しています。

2016年9月9日金曜日

ひっかけないようひっこめる Hook

最近はゲームといえばもっぱらカード排出を兼ねた積みゲー崩しにいそしんでおります。最近の自分のプレイ傾向を振り返ってみると、苦手なアクションやシューティングなどはプレイというよりは起動だけして完全に放置して終わらせることが多いのですが、一方で玉石混交というにふさわしいアドベンチャーやストラテジーなどは、仮にそれが玉だった場合に備えてどうしても遊び始めるのに気力と時間が必要なので、実際に遊んでみたものとなるとだいたい1,2時間で終わる、ないしは飽きる手頃なカジュアルパズルゲームに集中している気がします。ビデオカードの入手が予想以上に遅くなりそうなので、当面はこの方針でカジュアルゲームを崩していくことになりそうです。

というわけで今回もカジュアルなパズルゲームの紹介です。

今回紹介するのは Hook というパズルゲームです。どのようなゲームかというと、一言でいえば
「ひっかけないようひっこめる」ゲームです。