2016年11月10日木曜日

Civilization V: アフリカ争奪戦 実績 勝利を讃えよ(ボーア・創造主) 攻略 後編

前編

トレッカーズの帰還(ターン16~40)


順調に砲撃を続けられれば、ポート・エリザベスはターン20前後に落とせているはずです。その後はポート・エリザベスと数を増やしたライフル砲の砲撃で、海に残る戦列艦を掃除しましょう。ユニットをケープタウンの銅の上に置き、交易路を略奪して得た収入をもってポート・エリザベスで私掠船を購入すると、強力な戦列艦を拿捕することができるかもしれません。傀儡都市を自都市化するペナルティと天秤にかけて考えてください。ライフル砲が3ユニット揃うころにはある程度片付いているでしょう。その後はケープタウンへの砲撃を開始します。問題は都市砲撃と戦列艦の脅威もあり視界がとりづらいことですが、労働者を都市まで2ヘックスの位置に置くことで解決します。ライフル砲は海から砲撃されないよう内陸に置くことを心がけましょう。





ある程度ユニットを作ったら、国立博物館の建設を開始しましょう。国立博物館は自分で建設すると無償の文化遺産(傑作)が1つ手に入ります。文化施設は早め早めが肝心ですが、いうまでもなく軍事ユニット生産との兼ね合いも重要です。その後は芸術家・著述家ギルド円形競技場→オペラハウス→エルミタージュ美術館といった具合に文化施設を充実させましょう。忘れがちですが、エルミタージュ美術館は文化出力が+50%されるため、特に重要です。文化出力を集約させるため、傑作はエルミタージュ美術館を建てた都市で生み出すよう気を付けましょう(バニラと違い、傑作は移動できません)。

最初の大技術者は石炭があれば工場、なければ製鉄所を作るのに使いましょう。序盤に必要なのはなによりも生産力です。大商人はあまり使い道がないので自都市では生み出さないほうがいいかもしれません(傀儡都市が勝手に生んでしまう)。


順調であれば、ケープタウンは35ターンまでには落ちます。これをひとつの目安と考えてください。ケープタウン陥落後は、陸海の掃除をしたのち、残った近隣のイギリス都市を攻略します。おそらく首都と第2都市との間かそのさらに北に開拓者が都市を立てていると思われます。これらは簡単に落とせるので、序盤の忙しい時期に開拓者をやっきになって防ぐ必要はありません(労働者として活用するには役立つので機会があれば捕らえましょう)。セオリー通り、必要な都市は残し、必要でない都市は焼きましょう。
なお、ライフル砲は射程がデフォルトで3なため、昇進は地形攻撃レベル3→兵站(2回攻撃)1択です。2回攻撃が可能になると鬼のように強力なユニットと化します。

南アフリカの盟主(ターン41~70)


ケープタウンを落とし、第2都市周辺のイギリス都市を落としたら、イギリスの都市モンバサを落とす準備として、(まだ宣戦されていなかったら)ドイツに宣戦布告し、北西のスワコプムントを攻めます。モンバサは地形的に東からは攻めづらいため、またドイツ陸軍の脅威を排除するためにもこの動きは必要です。敵ユニットは少ないですが、非常に丘がちな地形なので、労働者で視界をとり、3ヘックス離れた丘の上から砲撃しましょう。ここはそう苦労しないはずです。注意すべきは都市を落とした後に敵の海軍ユニットに取り返される危険性です。
50ターンまでに、敵の海軍ユニットが多く感じる場合は海上砲撃用のライフル砲と都市駐屯用のガトリングを、陸軍ユニットが多く感じる場合は騎兵隊を多少増産します。できればポート・エリザベスとケープタウンを自都市化し、軍事ユニットを生産できる都市を増やせれば理想的です。しかしながら国家遺産のコストは都市数に応じて増加するので、そのためには早めにオペラハウスギルドを初期2都市に建て、2都市のままエルミタージュ美術館を建てたいところです。エルミタージュ美術館はだいたい50ターン、戦争が激しい場合は60ターンを目安に考えてください。

スワコプムントを落としたら、次は北のモンバサです。同じように丘がちなので、労働者で視界をとり、南の丘から砲撃。陥落後はできれば和平し、しつこい国はそのまま放置し、時折やってくる船を沈めて文化に変えましょう。おそらくこのころまでにズールーは滅び、国境沿いはポルトガルに囲まれていることでしょう。ポルトガルにはターンあたり2ゴールドなどの小銭を送ったり、交易路を開いたりしてできる限り仲良くします。ポルトガルとの戦争が回避できない場合はオートセーブの適当なあたりからやり直した方が無難です。恐るべき探検家ラッシュで滅ぼされます。

社会制度は右ツリーまで進み、無償の偉人が得られたことでしょう。誰を選ぶかですが、個人的にはひとつの都市(エルミタージュ美術館のある都市)に傑作を収められる枠の多い大芸術家がいいのではないかと思います。得られた偉人はもちろん傑作製作にあてましょう。

栄光への競争(ターン71~100)


おそらくこのころにはあなたは2位になっているはずですが、1位に謎の文明がいることでしょう。未知のプレイヤー11、これこそがこのシナリオ最大の敵エチオピアです。エチオピアは防衛向きの特性とサハラ以南文明の文化産出特性を兼ね備え、戦争となると首都に立てこもって最後まで抵抗し、白人たちを次々と文化点に変えていきます。あなたは勝利のためにこの見えない敵と戦わねばなりません。とはいえ、この配置では彼らを戦争で倒すことなど不可能に近いでしょう。ですが、この場合もいくつか選択肢があります。まず大前提として、ポルトガルと懇意になり、通行許可をもらい、騎兵を北東に進ませてエチオピアと接触せねばなりません。選択肢の第一には外交によって和平させること。これにより、アクスムの地を無限に肥やし続ける白人が減り、文化競争に勝ちの目が出てきます。第二にはあなたがエチオピアを滅ぼすこと。周囲の欧州陣に宣戦依頼をしてから、あなたの育ちに育った強力なライフル砲を運び、4ヘックス先からの2連発砲撃を首都アディスアベバに決め、騎兵でかすめ取りましょう。しかしながら、こちらは非常に難易度が高いように思われます。まずもって視界1のライフル砲を他文明の領内で移動させるのが非常に面倒です(視界をとらないと都市をまたげない)。最後に第三の道として、ポルトガルと交戦し、戦争から文化点を稼ぐという手段が考えられます。しかしこれは選択肢として考えられるというだけで、私にはこの道を選んで勝利まで生き残る自信はありません。このターンまでぬくぬくと育ったポルトガルは無数の探検家とライフル砲を用意しており、返り討ちにできれば相当な文化点になりそうではありますが、先にも書いた通りこのシナリオは攻撃側が圧倒的に有利なので、敵のラッシュを跳ね返すのはプレイヤーの軍事ユニット生産力では非常に厳しいものがあります。というわけで、できれば第一の道を選びたいところです。ターン71の時点で文化点が+110/ターンほどあり、1位との差が300点程度であれば、第一の道でおそらくなんとかなるはずです。そうでなければ対策を少しばかり考えた方がいいでしょう。

このあたりから、偉人の使い道に傑作の製作以外の選択肢が考えられるようになります。大著述家は残り10~15ターンあたりから論文執筆によるインスタント得点のほうが利益になるようになります。それまでは傑作を作らせ続けるべきです。大芸術家は残りターンを計算し、最後の大芸術家を黄金時代に使うようにしましょう(このとき大著述家に傑作を作らせたことが活きてきます)。大音楽家は……観光点を稼ぐ意味がないので最後まで傑作を作曲してもらいましょう。

残り10ターンを切り、勝ち抜けが確定してくると、欧州陣が一斉に攻め込んできます。ここで何よりも怖いのは、今まで仲良くしてきてぬくぬくと軍事ユニットを量産していたポルトガルです。基本的にこのシナリオは都市の防備が弱く、攻める側が強いので、今まで大事に育ててきたユニットたちを捨て身で投入し、最後のターンまでなんとしても耐え抜きましょう。都市を奪われるとその分だけスコアが減りますが、今までの文化点によるスコアが減ることはありません。だからこそ文化が大事なのです。ここで最終ターンのスクリーンショットをご覧いただきましょう。


滅亡待ったなしの状況ですが、積み重ねた文化スコアによってなんとか勝利することができました。この偉大なるボーア人の帝国は、おそらくこの数ターン後には滅亡しているでしょう。この世界のボーア人の文化と興亡の歴史は非常に興味深い物語として長く語り継がれたに違いありません。ともあれ、これがこのシナリオにおけるボーア人の勝利です。

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